【ちゃりきゃら感想】 by えっこ | 自転車きゃらばん'05

【ちゃりきゃら感想】 by えっこ

みなさん!ちゃりきゃらお疲れ様でした。
東北・関東ルートを走りました、えっこです。
朝晩過ごしやすくなって鈴虫の声を聞いていると、夏も終わりなんだ‥もう秋かぁ‥と
しみじみ゛寂しいな゛と感じている今日この頃です。
さてさて、ゴールイベントでは、どんな出会いと感動があったのかなぁ?!
私は、その場にいなかったので、とっても気になります。
きっと大成功に終わったんでしょうね♪
突然ですが、初めてちゃりきゃらに参加して、考えた事、感じた事を誰かに伝えたいと思いました。
なので、ショートに文章にします。いや、長文かも(笑)
勝手ながら、読んでもらえると嬉しいです。
「私は、ちゃりきゃらに参加しましたよ」
そう言える人になりたいと思っていた。
それほど、私にとってちゃりきゃらは、大きなアクションだった。
私は、この夏、同じ目標を持つ仲間と、風にのって自転車で走り、美しい風景を楽しみ、
エコライフをアピールして、ご飯を食べ、困難を乗り越えながら旅できたことを、ずっとずっと憶えていたい。
私が配ったあのポストカードを受け取った多くの人、キルトにメッセージを書いてくれた人、全員じゃなくていいから
一人でもいいから私たち、ちゃりきゃら隊と出会ったことを誰かに話してくれたらいいなと思う。
千葉から名古屋までの道のりでは、本当に仲間に迷惑ばかりかけてしまった。自分が嫌になったことが多々あった。
峠では荷物を持ってもらったり、苦しくてスピードのでない私のペースに合わせてもらったり、パンクした時も、みんな嫌な顔一つせずに
空気入れを借りてきてくれた。一生懸命直そうと最善を尽くしてくれた。
もうすぐ合流って時に、鉄の棒に勢いよくぶつかり、足を負傷した時は、もう最悪だった。このまま脱隊になるのでは?骨が折れてしまったのでは?!
どうしても前向きに考えられない私がいた。また時間を取らせてしまっているのに、お腹が空いているはずなのに仲間は励ましてくれた。
冷たい水を買ってきてくれた。嬉しくて涙が出てきた。
自転車の旅は甘くない事、心の持ち様で身体は正直に良い方向へ進んでいく事を学んだ。
そして、楽しむ事を忘れちゃいけない、焦っちゃいけない、無理しちゃいけないという事。信じる仲間の声に耳を傾ける大切さを知った。
みんな~私を見捨てないでくれて有難う。
このちゃりきゃらで出会った人たちは、皆、個性的で頼もしくって、思いやりがあって、子供心を忘れてなくて、タフで正直で‥とにかく
美しいものは何か分かる才能を持つ人ばかりだった。だから私は沢山笑った。笑わせてもらった。
仲間がいれば、カラオケ店で主電源まで消して部屋を真っ暗にして眠りに入る事も、野宿(眠れなかった‥)も、コンビニのフェンスで洗濯物を干す事も、何とかできてしまうのだった。
今は、その思い出全てが懐かしい。
想えば私は、なぜ自転車きゃらばんに参加したのだろう?
「自転車」「旅」「環境問題」「全国の仲間」といった単語に私の好奇心のアンテナは引っかかった。
バイクよりも自転車に乗る人が好きだった。
地図帳開けば、知らない土地に想いを巡らせていた。
映画のもののけ姫やぎっくり腰の経験から地球環境を考えるようになっていた。
同じ想いを持つ人に出会って、自分を成長させたかった。
様々な思いが繋がって、私はちゃりきゃら隊になった。
果たして私は、成長できたのかな‥
ネットで検索できないもの、目に見えないもの、言葉にならないものがたくさんあったように思う。
それが、分かる日はきっと来るはず。
熱くて痛くて一生懸命だったこの夏は、永遠には続かなくて、必ず終わりが来るんだね。
でもでも「さよなら」から、また始まる。
今は、大きな荷物を自転車につけて、マイ箸持参の真っ黒に日焼けしたちゃりきゃら隊と
また走りたい。再会したい。風になりたい。と思う。